
2026.02.09
【スクープ寄稿】レイ・ダリオが日本人に「生存戦略」を提言「中国への挑発は、絶対に控えたほうがいい」
【獨家寄稿】雷·達里歐向日本人提議「生存戰略」:「最好避免對中國進行挑釁」
https://gendai.media/articles/-/163432?imp=0世界有数の大富豪にして、歴史・社会・文化にも造詣が深い「米経済界のご意見番」。運用資産20兆円を超えるヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」創業者のレイ・ダリオ氏が、ターニングポイントを迎える日本の政治と経済に関する長文寄稿を寄せた。迷える日本国民の姿は、彼の目にどう映っているのか。
身為世界屈指的億萬富豪,同時對歷史、社會與文化也有深厚造詣,被視為「美國經濟界意見領袖」的橋水基金(Bridgewater Associates,管理資產超過20兆日圓)創辦人雷・達里奧,就正處於轉折點的日本政治與經濟發表了一篇長文寄稿。在他眼中,迷惘中的日本國民呈現出什麼樣的樣貌?
█ 問われているのは「対立するか否か」ではない
█ 真正被問到的問題並不是「是否要對立」
日本では、対中関係をめぐって「強硬姿勢か、譲歩か」という二項対立的な議論が盛んなようです。
在日本,圍繞對中關係,似乎盛行著「強硬姿態還是讓步」這種二元對立的討論。
しかし、日本が本当に問われているのは、中国と対立するか否かではないと私は思います。より深刻なのは、対立を「管理できない」立場に追い込まれることなのです。
然而,我認為日本真正面臨的問題並不是是否與中國對立,更嚴重的是被逼到一個「無法管理對立」的處境。
中国の経済力・軍事力が拡大する一方、日本の相対的な国力が伸び悩んでいるという構造変化は、すでに現実のものとなっています。
在中國的經濟與軍事實力持續擴張的同時,日本相對國力停滯不前的這種結構性變化,已經成為現實。
軍事面で、中国は量・質ともに急速な近代化を進め、局地的には在日米軍や自衛隊を上回る投射能力を持ち始めています。投射能力とは、単に兵器を持っていることではなく、部隊・兵器・火力を、必要な場所に、必要な規模で、必要なタイミングと期間で送り込み、使い続けられる力のことです。
在軍事層面,中國在數量與品質上都迅速推進現代化,在局部區域已開始具備超越駐日美軍與自衛隊的投射能力。所謂投射能力,不只是擁有武器,而是能在必要的地點、以必要的規模、在適當的時機與期間,部署並持續運用部隊、武器與火力的能力。
他方、日本は日米同盟という強力な枠組みを持っているものの、自力で緊張の拡大を制御できる余地は大きくありません。この非対称性は、抑止の安定性を損ない、偶発的な衝突のリスクを高めます。
另一方面,日本雖然擁有日美同盟這一強而有力的架構,但靠自身力量控制緊張升級的空間並不大。這種不對稱性削弱了嚇阻的穩定性,也提高了偶發衝突的風險。
とりわけ台湾情勢をめぐって緊張が常態化すれば、日本は、いやおうなく「当事者化」しかねない。対立が深まるほど、日本の判断余地は狭まり、米中対立の最前線に固定される可能性が高まります。
尤其若圍繞台灣局勢的緊張變成常態,日本很可能無可避免地被「當事者化」。對立越深化,日本的決策空間就越縮小,被固定在美中對立最前線的可能性也越高。
█ 日本が世界に「無視される」という悪夢
█ 日本被世界「無視」的惡夢
経済面でもリスクは静かに進行しています。中国はすでに、露骨な制裁措置を取らずとも影響力を行使できる立場にある。サプライチェーンや市場アクセス、素材といった分野における選択的圧力は、日本経済にとって十分に現実的な脅威です。
在經濟層面,風險也正悄然推進。中國已處於即使不採取露骨制裁措施也能行使影響力的位置。在供應鏈、市場准入與原材料等領域施加選擇性壓力,對日本經濟而言是十分現實的威脅。
さらに、日本企業が政治リスクを織り込んで対中投資や研究協力を控えるようになれば、中国市場だけでなく、グローバルでの日本の競争力そのものが、徐々に低下してゆくかもしれません。
若日本企業將政治風險納入考量而抑制對中投資與研究合作,不僅是中國市場,日本在全球的整體競爭力本身也可能逐步下滑。
問題は、急激な事態悪化ではなく、気づかぬうちに日本が不利な位置へ追い込まれることにあると思います。
我認為問題不在於局勢突然惡化,而在於日本在不知不覺中被逼到不利的位置。
長期的対立は、日本外交の選択肢を狭めるでしょう。日本にとって米欧との連携は不可欠ですが、世界の多数派であるグローバルサウスは、必ずしも中国との対立を望んでいません。かつて日本が果たしてきた「米中間の調整役」「東アジアの安定装置」という役割が失われれば、日本の外交的価値は相対的に低下し、「日本抜き」で物事が決まる場面が増えるおそれが十分あります。
長期對立將會縮小日本外交的選項。對日本而言,與歐美的合作不可或缺,但作為世界多數派的全球南方並不一定希望與中國對立。若日本過去所扮演的「美中之間的調停者」「東亞的穩定裝置」角色消失,日本的外交價值將相對下降,「沒有日本也照樣決定事情」的情況很可能增加。
国内的にも、対立の長期化はコストを高めてゆきます。具体的に言うと、防衛費増大が常態化すれば、教育や科学技術振興、少子化対策といった分野を圧迫するということです。国力が伸びないまま緊張だけが続くのは、国家にとって最も苦しい状態です。
在國內層面,對立的長期化也會推高成本。具體而言,若國防開支的增加成為常態,就會擠壓教育、科技振興與少子化對策等領域。國力沒有增長卻只剩下持續緊張,是國家最痛苦的狀態。
こうした状況を踏まえると、日本にとって最大のリスクは、中国との対立そのものではなく、戦略的柔軟性を失うことにあります。つまり、中国が強硬にも宥和にも振れる余地を持つのに対して、日本が「強硬姿勢しか選べない」という状態になれば、後手に回らざるを得ないのは、つねに日本なのです。
綜合上述情況,日本最大的風險不在於與中國對立本身,而在於喪失戰略上的彈性。換言之,當中國同時保有強硬與和緩的選項,而日本卻陷入「只能選擇強硬姿態」的狀態時,被迫處於被動的將永遠是日本。
█ 備えを最大化し、刺激を最小化する
█ 將準備最大化,把刺激最小化
では、日本に選択肢はあるのか。答えは「イエス」です。中国に迎合することでも、全面対立に身を固めることでもありません。必要なのは、備えを最大化しつつ、刺激を最小化し、逃げ道を残すという「中間戦略」です。
那麼,日本還有選項嗎?答案是「有」。既不是迎合中國,也不是全面對立,而是需要一種在最大化準備的同時最小化刺激、並保留退路的「中間戰略」。
具体的には、「抑止力の強化」と「発信の管理」を意図的に分離することが重要です。防衛力整備や、その日米共同運用は着実に進めつつ、首脳や閣僚レベルでは挑発的な言辞を避け、台湾問題についても従来の官僚的表現に立ち戻ることが重要です。
具體而言,刻意將「強化嚇阻力」與「言論管理」分開非常重要。在穩步推進防衛力量建設與日美聯合運用的同時,於領導人與部長級層面避免挑釁性言辭,並在台灣問題上回到過去那種官僚式表述,至關重要。
中国は国家首脳の言葉を極めて重視する国ですから、表現を和らげるだけで、実質的なコストをかけずに緊張を管理できるでしょう。
由於中國是一個極度重視國家領導人言辭的國家,只要放緩表述,就能在幾乎不付出實質成本的情況下管理緊張局勢。
また、台湾問題を日本単独の課題にせず、多国間の枠組みで「国際公共財」として位置づけるのも重要です。日本が先頭に立つのではなく、調整役に回ることで、対日圧力を分散できるはずです。
此外,不把台灣問題視為日本單獨的課題,而是在多邊框架下將其定位為「國際公共財」也很重要。日本不必站在最前線,而是擔任協調者角色,應能分散對日壓力。
経済面では、完全な「脱中国」に舵を切るのではなく、依存度を低める「分散戦略」が現実的です。重要分野のみリスク分散を進めつつ、中国市場との相互依存は維持することが大切です。「日本を切ると、こちらも損をする」と中国に認識させる関係を残すことが、むしろ抑止として機能するでしょう。
在經濟層面,不是全面轉向「去中國化」,而是降低依存度的「分散戰略」更為現實。在關鍵領域推進風險分散的同時,維持與中國市場的相互依存很重要。保留一種讓中國認知到「切斷日本也會讓自己受損」的關係,反而能作為嚇阻發揮作用。
加えて、政治レベル・実務レベルの双方で、対話ルートを絶対に切らないことが不可欠です。成果が乏しくとも首脳会談を継続し、防衛当局間のホットラインや、連絡メカニズムの実効性を保つことが重要です。危機管理回線の有無は、偶発的衝突の確率を大きく左右します。
此外,在政治層級與實務層級雙方,都絕不能中斷對話管道。即使成果有限,也要持續首腦會談,並維持防衛部門之間的熱線與聯絡機制的實效性。是否存在危機管理通道,將大幅影響偶發衝突的機率。
最後に、日本は独自の語り(ナラティブ)を持つ必要があります。
最後,日本需要擁有屬於自己的敘事(narrative)。
米国の言葉を翻訳するのではなく、「力による現状変更に反対」「東アジアの繁栄は安定が前提」「中国の発展そのものは否定しない」といった、日本の文脈に根差した言葉で秩序を語ることが重要です。
不是翻譯美國的語言,而是以「反對以武力改變現狀」「東亞繁榮以穩定為前提」「不否定中國本身的發展」這類扎根於日本脈絡的語言來談論秩序,這點十分重要。
「中間戦略」は地味で、短期的な喝采は得にくいですが、強硬路線は支持を集めやすい一方で、国力を消耗させやすい。日本に必要なのは、拍手喝采を浴びる外交ではなく、事故を起こさない外交だと思います。
「中間戰略」樸實低調,難以獲得短期喝采;相反地,強硬路線雖易於聚集支持,卻也更容易消耗國力。我認為日本真正需要的,不是贏得掌聲的外交,而是不引發事故的外交。
戲正熱鬧的時候,最不想看到的就是有影響力的和事佬出面安撫...
橋水創辦人請一邊涼快去....




























































































